PR

サーバー監視 夜勤との付き合い方

IT業界

サーバー監視の仕事には夜勤がつきもの。労働時間が長く、眠気との戦いの日々が続きます。しかし夜勤とうまく付き合えば、キャリアアップや自己研鑽に充てられる貴重な時間に変えることができます。

この記事では、3交代制・2交代制の両方の夜勤を経験した筆者が、夜勤を乗り越えてきた先輩方の体験談も交えながら、夜勤との付き合い方をご紹介します。

→ サーバー監視の仕事内容はこちら:サーバー監視の仕事(未経験SES)

3交代制と2交代制の違い

言葉の通り、1日のシフトサイクルが3回か2回かの違いです。

3交代制の例(A・B・Cの3チーム編成):

  • Aチーム:6:30〜14:30
  • Bチーム:14:00〜21:30
  • Cチーム:21:00〜7:00

それぞれ30分の引き継ぎ時間が設けられており、業務系の作業が多い現場や残業を発生させない方針の現場に多いシフト形態です。休憩は1時間が基本で、夜勤帯は多少融通が利く暗黙のルールがある現場も多かったです。

2交代制の例(3人・5チーム編成が一般的):

  • 日勤:9:00〜17:00
  • 夜勤:16:30〜9:30

突発的な障害対応が多いサーバー監視系の現場に多いシフト形態です。夜勤の休憩は「1時間×2回」または「2時間×1回」が多く、障害対応がなければ多めに取れる暗黙のルールがある現場もありました。

3交代制と2交代制のメリット・デメリット

3交代制

メリット

  • 1回あたりの夜勤時間が短く、2交代制より体への負担が軽い
  • 夜勤手当が積み上がりやすく、給与が上がりやすい

デメリット

  • 夜勤シフトが連日続く組み方になることがある
  • 連日の夜勤で昼夜逆転しやすい

筆者が3交代制の現場にいた際は、単価の都合でシフトがすべて夜勤で組まれており、1年間ずっと夜勤という経験をしました。同じ職場に3年間夜勤のみという先輩もいたほどです。元々夜型の生活リズムの方にとっては働きやすい環境かもしれませんが、体調管理は意識的に行う必要があります。

2交代制

メリット

  • 夜勤明けは基本的に休みになるため、出勤日数が少なく休日が多い
  • 休憩がまとまって取れる場合、少し長めの仮眠が可能
  • 夜勤のみでシフトが組まれることが少ない

デメリット

  • 1回あたりの勤務時間が長く(最大17時間)、体力的に消耗しやすい

個人的には、夜勤時間の長さは辛いものの、夜勤明けに休みが取れることで休日が増える2交代制の方が生活リズムを整えやすいと感じています。

休み時間の使い方

キャリアアップを実現した方々の共通点を振り返ると、休憩時間や空き時間をうまく活用して学習を続けていたことが挙げられます。

ただし、夜勤中の学習は眠気との戦いが避けられません。筆者が眠気と戦いながらLinuC(Lv1・Lv2)・CCNA・AWS(CLF・SAA)を取得するうえで実践した方法をご紹介します。

意識していたのは以下の3点です。

  • 休憩時間は基本的に寝ない(短時間の仮眠は除く)
  • **眠くなったら15分仮眠+軽い運動(ウォーキングまたは筋トレ)**で眠気をリセット
  • 空き時間があれば学習を優先する習慣をつける

夜勤中の眠気は無視できませんが、「眠かったら素直に15分寝る→体を動かす→学習に戻る」というサイクルを作ることで、眠い状態で非効率に学習を続けるよりも、はるかに効果的に時間を使えるようになりました。

短期間で効率よく取り組むコツ

サーバー監視の仕事を始めたばかりの頃は、夜勤そのものへの慣れと業務の習得で手一杯になります。最初から資格学習や個人学習を並行するのは難しいので、まず業務を一人でこなせるレベルになることに集中するのが遠回りに見えて一番の近道です。

業務を習得することと資格学習は実は相性が良く、LinuCやCCNAなどのIT資格はサーバー監視の業務内容と重なる範囲が多いため、業務で触れている内容が資格学習に直結します。「仕事で覚えたことが試験に出る」という状態になれば、学習効率は大きく上がります。

また、客先常駐のサーバー監視では、業務を一通り習得してしまうと新しい業務が増えることはほとんどありません。これはデメリットでもありますが、業務に余裕が生まれた後は学習時間を確保しやすくなるというメリットでもあります。

ただし注意したいのが、「楽だから」という理由で現状に慣れてしまうことです。スキルアップの機会が少ない環境にいると、気づけば月日だけが過ぎてモチベーションが低下していく方を多く見てきました。

「何ヶ月以内に次の現場に移る」「1年以内に転職する」など、具体的な期限を設けて取り組むことが、ダラダラと時間が過ぎてしまうことへの最大の防止策だと感じています。

夜勤で気をつけること

心身の健康管理が最優先

キャリアアップを目指してモチベーション高く取り組んでいる方ほど、夜勤の不規則な生活リズムと重なって体調を崩してしまうケースがあります。周囲でも、頑張りすぎたことで体調や精神面に支障をきたしてしまった方を何人か見てきました。原因は学習の無理だけでなく、夜勤による睡眠不足が重なることもあります。

学習は大切ですが、健康な状態を維持することが何よりの前提条件です。眠いときは素直に休むことを優先してください。眠い状態での学習は効率が著しく落ちますし、無理を続ければ長期的な学習継続が難しくなります。

体重・食生活の管理

夜勤経験者には共感してもらえると思いますが、深夜・明け方の食事は誘惑が強いです。筆者も夜勤を始めて1年で約20kg体重が増えた経験があります。座りっぱなしの業務に加え、深夜の食事が重なると、特にお腹まわりに影響が出やすいです。

対策として2年目からは、休憩時間に30分のウォーキングと軽い筋トレを取り入れました。深夜のウォーキングは、普段とは違う街の雰囲気や夜景を楽しめるという副産物もあり、気分転換にもなっておすすめです。

日中の仕事とは異なる体への負担がある夜勤だからこそ、意識的な体調管理が重要です。

最後に

サーバー監視の夜勤について、シフトの種類から学習方法・体調管理まで一通りご紹介しました。

SES企業に入社してサーバー監視の仕事に配属されたとき、検索すると否定的なキーワードばかりが出てきて、自分の選択を後悔したことは筆者も経験しています。

ただ、入った以上は気持ちを切り替えて、次のステップに向けて必要なことに取り組むことが大切です。現状をどう活かすかは自分次第です。

この記事が、夜勤の現場でキャリアアップを目指している方の参考に少しでもなれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。