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美容師のための個人ブランディング入門〜ブランディングは特別な人のだけじゃない〜

スキルアップ

美容師時代、指名してくれるお客様には、ある共通点がありました。

技術的にはカラーとブローが得意で、「なるべく髪を痛めずにキレイにしたい」という方がよく指名してくれていました。ただ、それだけではなかったと思います。よく言われたのは「雰囲気が話しやすい」「無駄に話しかけてこない」「ちゃんと話を聞いてくれる」ということでした。技術と、施術中の距離感みたいなものが合わさって、指名につながっていたのだと思います。

当時はそれを「ブランディング」だと意識したことは一度もありませんでした。振り返って一つ後悔しているとすれば、自分と似たような強み(「丁寧なカウンセリング」「傷ませないカラー」など)を書いている美容師は他にもたくさんいたはずなのに、そこからもう一歩、自分だけの角度を足して差別化する、というところまでは意識できていなかったことです。

「個人ブランディング」と聞くと身構えてしまう方も多いと思いますが、実際にはもっと身近なものです。この記事では、元美容師・現役エンジニアという立場から、個人ブランディングの考え方と、AIを使った取り組み方をご紹介します。

→ Instagram活用の具体的な方法はこちら:美容師のためのInstagram集客術 → AI活用の総論はこちら:AI時代の美容師は最強になれる

個人ブランディングとは何か

個人ブランディングを難しく考える必要はありません。一言で言うと「この人といえばこれ」という印象を作るこ個人ブランディングを難しく考える必要はありません。一言で言うと「この人といえばこれ」という印象を作ることです。

自分の場合で言えば、「カラー・ブローが得意で、髪を傷ませたくない人向け」という技術的な強みに加えて、「無駄に話しかけない・聞き役になれる」という接客の距離感が、指名につながる印象になっていました。技術と人柄、どちらか一方だけではなく、組み合わさったところに自分らしさが出るのだと思います。

反対にブランディングができていない状態とは、「なんでもできます」「どんな方でも大歓迎」という発信だけをしている状態です。一見間口が広いように見えますが、実は誰の記憶にも残らない発信になってしまいます。

「同じ強み」を書いている人との差別化

ここが、当時の自分が一番足りていなかった視点です。

「傷ませないカラー」「丁寧なカウンセリング」——こうした強みは、多くの美容師が同じように打ち出しています。自分もその一人でした。技術には自信がありましたが、それを他の美容師との違いとして言葉にするところまでは考えていませんでした。

今振り返ると、こう考えればよかったと思います。

  • 「傷ませないカラー」ではなく、「なぜ自分がそこにこだわるようになったのか」というきっかけを添える
  • 「話を聞いてくれる」という強みに、具体的にどんな話を聞いてきたか(悩み相談なのか、雑談なのか)という角度を足す
  • 同じ強みを書いている人の発信を実際に見て、自分にしか書けない一文を探す

同じ強みでも、そこに至った経緯や具体的なエピソードを添えるだけで、「この人だから頼みたい」という理由に変わります。技術そのものよりも、技術に至った背景の方が、実は差別化の材料になりやすいです。

AIで自分の言葉を掘り下げる

強みは持っているのに、それを言葉にする、あるいは他の人との違いまで掘り下げるのは、また別の作業です。ここでAIが役に立ちます。

自分の場合であれば、「カラー・ブローが得意」「傷ませたくない人が指名してくれる」「無駄に話しかけない距離感が好評だった」という事実をそのままAIに伝え、「同じような強みを書いている美容師は多いはずなので、自分にしかない角度を一緒に考えてほしい」と聞いてみる、という使い方ができます。

出てきた案をそのまま使うのではなく、自分の記憶や感覚と照らし合わせて「これは違う」「これは近い」と選び直す作業を挟むことで、AIっぽさが抜けて自分の言葉になっていきます。プロフィール文だけでなく、キャッチコピーや自己紹介文にも同じ要領で使えます。

指名客を増やす発信の考え方

指名客が増える発信には、いくつかの共通点があります。

「誰のための美容師か」を明確にする

「すべての方に対応します」ではなく、「傷ませたくない人の味方です」のようにターゲットを絞ることで、その悩みを持つお客様に届きやすくなります。

技術だけでなく「距離感」も発信する

お客様が美容師を選ぶとき、技術と同じくらい「この人とどう過ごせるか」を見ています。よく話す美容師が合う人もいれば、自分のように静かに任せられる距離感が合う人もいます。どちらが良い悪いではなく、自分の距離感を正直に発信することが大切です。

継続して発信し続ける

ブランディングは一度で完成するものではありません。小さな発信を積み重ねることで、少しずつ「この人といえばこれ」という印象が定着していきます。

独立・キャリアチェンジにもつながる

個人ブランディングで身につく力は、美容師を続ける場合も、キャリアを変える場合も活きてきます。

美容師を続けるなら、指名客の増加や独立の土台になります。もし異業種へ転職を考えるなら、「自分の強みを言語化する力」「同じような経験を持つ人との違いを説明する力」は、面接や自己PRの場面でそのまま武器になります。自分自身、美容師からエンジニアへ転職したときも、技術以外の部分——お客様との距離感の作り方や、聞く姿勢——をどう言葉にして伝えるかで苦労した経験があります。

まとめ

個個人ブランディングで大切なことをまとめます。

  • 技術と人柄、その組み合わせが自分らしさになる
  • 同じような強みを持つ人は他にもいるので、そこに至った経緯やエピソードで差別化する
  • 自分の言葉にするのが難しい部分はAIに掘り下げてもらい、最後は自分の感覚で選び直す
  • 発信はターゲットを絞り、距離感も含めて正直に続ける

ブランディングは特別な人だけのものではありません。自分の強みを「みんなと同じ言葉」で終わらせず、そこにもう一歩、自分だけの理由を足せるかどうかだと思います。

まず今日できることとして、自分の強みを一つ書き出し、「なぜそう言えるのか」という理由まで書き足してみてください。それがブランディングの第一歩です。

→ Instagram活用はこちら:美容師のためのInstagram集客術 → AI活用の総論はこちら:AI時代の美容師は最強になれる

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